ラグビーでレッドカードとはどういう意味?
ラグビーでの退場になる場合は次のとおりになります。
- 試合中に不行跡があったか?
- 同じペナルティー(反則)を繰り返した場合
- 2枚目のイエローカードをと判定されたとき
この不行跡(ふぎょうせき)とはラグビーの規定では次のようになっています。
- プレーヤーは、健全なスポーツマンシップの精神に反するようなことは、いかなることも行ってはならない。
- プレーヤーは、レフリーの権限を尊重しなければならない。また、レフリーの決定に反論してはならない。レフリーがプレーを停止するために笛を吹いたときは、ただちにプレーを停止しなければならない。
実際にレッドカードは試合中に行われた?
この動画の1分20秒あたりです。
レッドカードはラグビーワールドカップ2019年の試合で南アフリカ対イタリア戦で起きています。
この試合はイタリアが2連勝をしており勝てば予選突破に大きく前進する試合で逆に南アフリカは絶対に負けられない試合でもありました。
イタリアは日本よりもランキングが下ではありますが、ナミビアとカナダという自身よりも下のチームに2連勝してこの南アフリカ戦では日本のようなジャイアントキリングを起こす可能性も十分あり両者にとっても重要な一線でした。
そういった緊迫した試合のせいか地力の差で南アフリカが前半で17-3とリードをして後半の始まり3分でアンドレア・ロボッティ選手がレッドカードをレフェリーに取られました。
イタリアの選手が2がかりで南アフリカ選手を1人体ごと持ち上げてボールを持っている選手を頭から下ろすような仕草が一発退場という判定になりました。
しかもこれは審判のホイッスルが鳴った跡の出来事で既にペナルティをもらったイタリアがその後に相手選手を持ち上げる行為がラグビーワールドカップの規定にもある健全なスポーツマンシップの精神に反する行為としてレッドカードになりました。
まとめ
前半17-3とまだイタリアには逆転のチャンスがあったにもかかわらずまた後半の3分前まではイタリアにもチャンスが来て得点の獲得も十分にあった状況でレッドカードの行為で自らこの流れを断ち切るような形となってしまい最終的なスコアは49-3という後半に入って1得点もできずにイタリアは負けました。
これで南アフリカは残る試合はカナダだけとなり必ず勝利すると思われるためやはりこのプールBの決勝トーナメントへの進出は南アフリカとニュージーランドになると予想されそうです。
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